不要になった陶器のリサイクル方法と捨て方

不要な陶器の処分に困ったことは誰でも一度はあるかもしれません。

割れていない陶器であればリサイクルショップに持参して有料で引き取ってもらったり、ネットのオークションやフリーマーケットで売ったりすることも可能でしょう。ただし、流通に乗せたからといって他人が使った中古品を食事用に買ってくれる客はなかなかいません。
少々欠けたくらいの損傷なら接着剤で修復して使用することも考えられます。
しかしながら完全に割れてバラバラになってしまった陶器は、こうした再利用は難しいでしょう。

通常は不燃ごみとして公共機関に引き取ってもらうのが正しい捨て方であり、他に方法はないと考えるものです。ところが、粉々に粉砕された陶器を原料として新しい陶器を再生することは可能なのです。

陶器の処分方法

岐阜県の多治見市では、不要になった陶器を粉砕して練り直した粘土を整えて焼き直すというプロジェクトを推進しています。この企画は「グリーンライフ21プロジェクト」と名付けられ、廃棄物を生活に生かすというポリシーに注目が集まっています。

本来捨てるはずの壊れた陶器を焼き直すことによって、全く新品と言って良い製品が生まれるシステムは、中古の食器に抵抗感を示す人にも受け入れられると期待されています。